花蓮麻糬とは、花蓮の各ブランドが長年製造してきた柔らかくもちもちした甜点の総称であり、曾記・阿美などの老舗が代表格である。花蓮駅そばのみやげ通りに入ると、曾記・阿美・洄瀾・恵比須の看板がずらりと並び、ガラスケースには真っ白な餅(もち)、タロイモ色の餅、抹茶グリーンの餅が一つずつ並び、花蓮の地名模様を押した包みがかかっている。観光客が手に提げる紙袋の十中八九は餅(もち)で、これはほぼ花蓮みやげの代名詞になっている。
花蓮麻糬の創始者・曾水港は1936年(昭和11年)から花蓮で自転車を使いあずき餅を売り歩き始めた。娘の曾恵娟と夫の董椿霳は1990年代初めに家業の行商を再び始め、1994年(民国83年)に正式な店舗を構え、翌年「曾記」商標を登録した。これが花蓮麻糬がブランド化し、複数ブランドが並存する時代に入った転機である。
花蓮麻糬とは
花蓮麻糬とは、花蓮の各ブランドが製造する柔らかくもちもちした甜点の総称だ。主流の配合はもち米粉とデンプンで生地を作り、中にあずき・落花生・ごま・タロイモ・抹茶などの餡を包み、ピンポン玉ほどの大きさに仕上げて、薄く米粉をまぶしてくっつき防止にする。伝統的な味は甘くもっちりとしっかりしていて、近年は餅(もち)アイス・餅(もち)豆花・低糖バージョンなどの派生品もある。アミ族伝統の「ドゥルン」はキビを搗いて作り、食感はより粘り気が強く素朴で、落花生粉や砂糖蜜と合わせることが多い先住民飲食の系統だ。
なぜ花蓮が餅(もち)の代名詞になったのか。曾記麻糬は1960年代に創立し、自転車で街を回りながら売り歩くことから始まった花蓮みやげの草分けのひとつ。阿美麻糬はアミ族のキビ・ドゥルンの観光化した形として主打しており、洄瀾湾城・恵比須・恵比須餅舗はそれぞれに支持者を持つ。花蓮観光情報網が餅(もち)を花蓮の代表みやげとして掲載し、ブランドが長年並存して品類の集積地を形成していること、加えて花蓮駅そばに店が集中していて観光客が持ち帰りやすいことが相まって、「花蓮みやげ=餅(もち)」という定着したイメージができあがった。
地元流の食べ方
地元の常識
客観的な裏付け(PR情報を除外)
- 曾記麻糬は1960年代に自転車行商から創業し、花蓮みやげのトップブランドだ。
- 阿美麻糬はアミ族のキビ「ドゥルン」の伝統を主打しており、先住民文化と現代みやげのパッケージを融合させている。
- 花蓮観光情報網が餅(もち)を花蓮の代表みやげとして明記しており、洄瀾湾城・恵比須など複数のブランドが並存している。
訪問のヒント
- 餅(もち)の保存期間は短い(常温1〜3日、冷蔵約7日)。持ち帰り後はできるだけ早く食べること。
- 花蓮駅向かいのみやげ通りはブランドが揃っており、乗車30分前でも十分買い物できる。
- 空港や高鉄駅には花蓮の餅(もち)がない場合もある。みやげにするなら花蓮市内で揃えておくこと。
情報は花蓮県政府観光処の観光案内および一般の口コミをもとに整理し、PR案件は除外しています。
よくある質問
花蓮麻糬(曾記)は実際にはいつ創業したのか。
創始者の曾水港は1936年にはすでに花蓮で自転車を使い麻糬を売っていたが、正式な「曾記」店舗と商標登録は1994年と1995年で、二代目世代が現代的なブランドとして再構築した。
アミ族伝統の「ドゥルン」は普通の餅(もち)と何が違うのか。
ドゥルンはもち米ではなくキビを搗いて作るため、より粘り気が強く素朴な味わいで、落花生粉や糖蜜と合わせて食べることが多い。
花蓮麻糬(もち)はどのくらい日持ちするのか。
常温では1〜2日程度しか保たないため、夏場は購入後すぐ冷蔵するか保冷バッグに入れ、早めに食べるのがよい。
出典
- 曾記麻糬創始店(原址)|國家文化記憶庫 — 創始人曾水港1936年起家、腳踏車叫賣
- 有洋葱!知名「曾記麻糬」創業艱辛 董椿霳獲「跨世代影響力獎」-自由時報 — 1990年代初重新創業沿革