台湾グルメ図鑑
龍岡米干

龍岡米干

忠貞の滇緬集落が異郷から持ち帰った故郷の味、国際級の特色活動を代表する料理
📍 桃園・平鎮忠貞🏆 特色級・麺料理🍲 滇緬・雲南族の集落

龍岡米干とは、桃園・平鎮の龍岡忠貞新村に暮らす滇緬雲南族の集落が受け継いできた米製麺で、在来米を磨り潰して蒸し薄いシート状にしてから幅広に切ったものを指す。最も定番の食べ方は清湯米干で、ミントと辛味油を添えて食べる。中壢と平鎮の境にある忠貞市場に入ると、空気には唐辛子・ミント・鶏スープが混ざり合う香りが漂い、看板には「米干」「大薄片」「豌豆粉」といった、台湾のほかの場所ではほぼ見かけない料理名が並んでいる。ここは台湾最大の滇緬・雲南族の集落地帯で、異郷から帰還した孤軍の家族が故郷の味を煮込み、龍岡米干節を国際的な特色活動へと育て上げた。

忠貞新村は国防部が1954年(民国43年)秋、桃園・中壢と平鎮の境にある龍岡地区に建設した眷村で、滇緬から撤退した第一陣の孤軍(忠貞部隊)とその家族約534世帯を収容し、雲南・タイ族・タイ・ルー族の集落が70年以上ここに根付いている。桃園・龍岡米干節は2011年から毎年開催され、交通部観光署の「観光バイエニアル・カレンダー」で国際級イベントに認定されている。2026年は4月25・26日と5月1・2日、忠貞新村文化園区と雲南文化公園で開催される。

龍岡米干とは

米干は在来米を磨り潰して漿(ペースト)を作り、蒸して薄いシート状にしてから幅広に切った雲南の米製麺で、食感はライスヌードル(河粉)とビーフン(米苔目)の中間にあたり、なめらかでコシがあり米の香りを持つ。龍岡米干の最もオーソドックスな食べ方は清湯米干——鶏骨または豚骨でとったスープに薄切り豚肉・酸菜・香菜・ミントを加え、辛味油と山椒塩をひとさじかける。スープはさっぱりとしながら香辛料の層を持つ。乾拌米干・山椒麻鶏配りの米干・豌豆粉などの変化もあり、滇緬料理系統の代表だ。

なぜ龍岡なのか。鍵は民国50年代の歴史的背景にある。中壢・龍岡の忠貞新村は、中華民国の孤軍が滇緬から台湾に撤退した後に安置された眷村で、雲南・タイ族・タイ・ルー族が半世紀以上ここで暮らし、故郷の米干・大薄片・豌豆粉・山椒麻鶏をそのまま保存してきた。桃園・龍岡米干節は交通部観光署から「国際級の特色活動」として評価され、台湾のバイエニアル・カレンダーにも掲載されている。忠貞市場一帯には米干の店が林立しており、料理の種類を巡るのが訪問の重点で、個々の店は風味に独自の特徴を持つ。

地元流の食べ方

🍜
清湯米干初来訪者に勧める一杯。スープ・米麺シート・山椒塩辛味油の雲南の底力を堪能できる入門の選択だ。
🌿
ミントと山椒の香りテーブルには常時ミントの葉と山椒塩が用意されており、自分でスープに加えるのが滇緬流の食べ方の核心だ。
🍗
山椒麻鶏の組み合わせ山椒麻鶏・大薄片は定番のサイドで、米干を頼んだら一皿加えないと完結しない。
🫛
豌豆粉豌豆をすり潰して作ったなめらかなブロック状の涼菜で、辛味油をかける。夏場に口をさっぱりさせる前菜として一押し。

地元の常識

客観的な裏付け(PR情報を除外)

  • 桃園・龍岡米干節は交通部観光署から「国際級の特色活動」として評価され、台湾のバイエニアル・カレンダーに掲載されている。
  • 民国50年代に滇緬の孤軍とその家族が忠貞新村に安置された歴史に由来し、雲南・タイ族・タイ・ルー族の集落が持ち込んだ飲食文化だ。
  • 忠貞市場一帯には数十軒の米干店が並んでおり、料理の種類を集落で巡るスタイルが特徴で、個々の店には独自の風味がある。

訪問のヒント

  • 忠貞市場周辺の老舗の多くは午前から午後にかけて営業しており、夜は選択肢が限られる。昼間の訪問を勧める。
  • 米干節は毎年4〜5月頃に開催され、雲南の民族衣装・踊り・水かけ祭りも同時に行われる。専程の訪問に値する。
  • 山椒塩辛味油とミントは自分で加えるのが食べ方の醍醐味。辛いからと遠慮せず、量は自分で加減するとよい。

情報は桃園市政府観光旅遊局および一般の口コミをもとに整理し、PR案件は除外しています。

よくある質問

龍岡米干とは何か。

在来米を磨り潰して蒸し、薄いシート状にしてから幅広に切った雲南式の米麺で、定番はスープに漬け、ミント・酸菜・辛味油を添えて食べる。

忠貞新村はいつ建てられたか。

国防部が1954年秋に建設し、滇緬から撤退した孤軍とその家族約534世帯を収容した。

龍岡米干節とはどんなイベントか。

2011年から毎年開催され、交通部観光署の観光バイエニアル・カレンダーで国際級イベントに認定されており、雲南・タイ族などの少数民族文化を紹介する。

龍岡米干節は通常いつ開催されるか。

通常4〜5月に開催され、2026年は4月25・26日と5月1・2日に行われる。

出典