台湾タバコ・酒公司の埔里酒廠は埔里の上質な水源で紹興酒を醸造しており、醸造後に残る酒粕を廃棄せずに活用し、糕餅・麻糬・アイスクリームなどのシリーズ食品に仕上げている。酒粕を練り込んだ餅は米酒の香りがほのかに漂い、のどに刺さることなく、甘さも一般的な酥餅より控えめで、甘すぎるものが苦手な旅人が意外と気に入る品だ。観光酒廠で直接試食してこそ、出来立ての新鮮な酒香を感じられる。
紹興酒粕糕餅とは
紹興酒粕は餅米の醪を発酵させた後の固形の残留物で、微量のアルコールと豊富なアミノ酸、エステル系の香り成分を含む。埔里酒廠は食用級の酒粕を糕餅の生地に加え、焼成後にアルコールが揮発して香りだけが残る。出来上がった外皮はサクサクして、詰め物は種類によってナツメ餡・小豆・または純糖餡に分かれ、全体的に甘さ控えめで淡い米酒の余韻が漂う。麻糬版はやわらかくもちっとした食感で酒香がより際立つ。アイスクリーム版は夏季限定。
埔里観光酒廠にはおみやげ館があり、酒粕シリーズ食品の主要販売拠点で試食コーナーも設けられている。酒廠自体は百年以上の歴史を持ち、紹興酒の醸造技術は浙江省からの移民の職人に由来し、埔里の軟水の水質が醸造成功の鍵とされている。周辺の菓子老店でも酒廠の酒粕を原料とした自家製バージョンがあり、配合が少し異なるため比べてみると面白い。
地元流の食べ方
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熱いウーロン茶と合わせるのが一番軽く焙煎したウーロン茶の焙り香と酒粕糕餅の米酒香はどちらも穀物系の底韻で、互いを引き立て合う。地元でのお茶請けとして最も地元らしい食べ方だ。
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観光酒廠の試食はたっぷりおみやげ館では複数の種類を無料で試食できる。酒粕麻糬と糕餅は風味がかなり異なるため、各種を試してから購入を決めることをすすめる。
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アイスクリーム版は夏季限定夏に提供される酒粕アイスクリームは酒香が最も直接的に感じられ、米酒の風味が好きな大人の口に合う。たいてい午後には売り切れる。
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糕餅版が持ち帰りに最適常温糕餅は14〜21日保存でき、持ち運びやすく崩れにくい。埔里で持ち帰りに最適なおみやげのひとつで、贈答箱入りも販売されている。
地元の常識
客観的な裏付け
- 台湾タバコ・酒公司埔里観光酒廠の公式ウェブサイトに酒粕シリーズ加工品の開発経緯が詳しく紹介されており、唯一の公式裏付け情報源となっている。
- 南投県政府観光旅遊網の埔里鎮特産ページは酒廠のおみやげ品を鎮内の代表的なおみやげ品目として掲載している。
訪問のヒント
- アイスクリーム版は夏季限定で午後に売り切れやすい。これが主目的の場合は午前中に訪れ、当日提供されているかどうかを確認することをすすめる。
- 周辺の菓子老店版は酒粕の使用量が酒廠版と異なり風味にも差があるため、両者を比べてみるのは良いが、同じものと混同しないよう注意。
- 酒粕糕餅には微量のアルコールが含まれる(焼成後はほぼ揮発する)。アルコールに非常に敏感な人は購入前に店員に確認しよう。
出典:台湾タバコ・酒公司埔里観光酒廠公式ウェブサイト、南投県政府観光旅遊網埔里鎮特産ページ。写真は現地撮影後に差し替え予定です。