台湾グルメ図鑑
老酒

老酒

もち米と紅麴で発酵させた、閩東の家々の台所に息づく体を温める魂の酒
📍 馬祖・南竿 馬祖酒廠🏛️ 聖地級・飲料🔖 閩東醸造 紅麴 産後飲料

老酒は馬祖でもち米と紅麴を発酵させて造る伝統的な米酒である。馬祖酒廠が出す一年ものの老酒はアルコール度数約14度で、伝統的に冬至から清明にかけての低温期に醸造される。

馬祖老酒はもち米・紅麴菌・水をおよそ10:1:12の比率で発酵させて造られ、馬祖酒廠が出す一年ものの老酒はアルコール度数約14度である。伝統的な醸造期は冬至から清明にかけての低温期で、発酵はおよそ1ヶ月で完了する。醸造後に残る紅麴の酒粕は「紅糟」となり、馬祖の紅糟料理の原料となる。

老酒とは

老酒は地元産の長糯米を主原料として紅麴菌で発酵させて醸造したもので、アルコール度数は約8〜12%、色は金黄色から琥珀色、口当たりは甘みがあって微かな酸味がある。製法は福州の「紅麴黄酒」と同じ系譜で、馬祖酒廠は日本統治時代に盛んだった醸造の伝統を受け継ぎ、現在は連江県政府の公営となっている。製品は熟成期間によって新酒と老酒に分かれ、熟成が長いほど色が深く香りが濃くなる。

閩東(福州府属の各県)には古くから紅麴で酒を醸す伝統があった。移民が海を渡って馬祖に来た後、島の山水の水質が清澄で気候が福州に近かったことから、醸造の風習が完全な形で保たれた。老酒は閩東の食の体系において「滋養」と「調味」の二つの役割を兼ねている。生姜を加えてスープにするのは民間の風邪の民間療法で、紅糟料理の底酒として使えば肉類に特有の紅麴の香りを与える。連江県政府観光局が老酒を馬祖を代表する食文化の筆頭として掲載している。

地元流の食べ方

🫚
生姜スライスの温かい飲み物老酒を一杯に古生姜スライスを数枚加え、弱火でほんのり泡立つ程度に温める。冬の防寒効果が顕著で、馬祖の漁師が出漁前の朝の習慣としている。
🍜
老酒麺線老酒にごま油・卵・そうめん状細麺を加えて煮た料理。産後の女性の滋養補給として最も一般的で、地元の人々が産後に欠かせないと考えるとともに、日常の胃を温める選択肢でもある。
🥩
料理の底酒として紅糟豚足・紅糟鶏・老酒あさり蒸しを調理する際、老酒は鍋を香ばせる炒め油代わりと漬け込みの核となる底味で、食材の甘みを引き出しながら臭みを取る。
🏺
常温でそのまま飲む馬祖酒廠で販売している瓶入り老酒はそのまま常温で飲める。ピーナッツや塩干し魚と合わせると、地元の人々が語らいながら飲む日常の一杯になる。

地元の常識

客観的な裏付け

  • 馬祖酒廠は連江県政府公営で工場見学ルートがあり、現場で酒を購入しながら紅麴醸造の工程を知ることができる。
  • 連江県政府観光局の公式ウェブサイトに老酒が「馬祖十大代表飲食」として掲載されており、遠見雑誌の馬祖の食文化の特集でも詳しく報告されている。
  • 老酒は馬祖の紅糟料理の原料となるもので、醸造後に残る紅麴の酒粕が「紅糟」だ。二つは一体のものであり、老酒を理解することで初めて閩東の食の体系全体が見えてくる。

訪問のヒント

  • 馬祖酒廠は南竿にある。東引で熟成老酒を購入したい場合は東引郷農会または地元の小さな雑貨店に行く必要があり、両地のバージョンは口当たりに明確な差がある。
  • 老酒は甘みが高く飲みやすいが、アルコール度数は8〜12%ある。空腹で温めて飲むとめまいが起きやすいため、食べ物と一緒に楽しむことを勧める。

出典:連江県政府観光局「馬祖老酒」紹介、馬祖酒廠公式ウェブサイト、遠見雑誌 馬祖食文化報告。

よくある質問

老酒のアルコール度数はどれくらいですか。

馬祖酒廠が出す一年ものの老酒はアルコール度数約14度です。

老酒はどんな原料で造られますか。

もち米・紅麴菌・水を約10:1:12の比率で発酵させて造ります。

老酒はいつ醸造されますか。

伝統的に冬至から清明にかけての低温期に醸造し、発酵はおよそ1ヶ月です。

老酒と紅糟はどんな関係ですか。

醸造後に残る紅麴の酒粕が紅糟になり、同じ醸造工程の一体二用です。

出典