鹿谷の凍頂烏龍は台湾に名を馳せており、比賽茶(品評会茶)の焙煎後に広がるキャラメルのような焙り香は、鹿谷を最もよく表す香りの符号だ。農会と地元の菓子店はその焙煎茶を粉末に挽いて生地に練り込み、パイナップルケーキ型の酥餅に仕上げることで、この魅力的な焙り香を固形の形で封じ込めている。茶酥の皮はサクサク、茶香は内側に控えめで、甘さは伝統的なパイナップルケーキより抑えられており、茶産地を訪れた旅人が自然と手を伸ばすおみやげとなっている。
鹿谷烏龍茶酥とは
茶酥は鹿谷産の凍頂烏龍焙茶粉をバターのサクサク生地に練り込み、長方体のパイナップルケーキ形に成形される。一部の種類は中に凍頂茶のゼリーを、また別の種類はミルク餡を入れている。焙煎度が高いほど餅に練り込んだ茶香は強くなるが、焦げた苦みも増してくる。農会版は通常中焙度の茶粉を使用しており、香りははっきりしつつも苦くない。農会自ブランドと地元の茶行が運営するベーカリーの両方が製造しており、それぞれ配合に特徴がある。
鹿谷郷農会茶葉文化館には凍頂烏龍の完全な展示とおみやげ選択エリアがあり、茶酥はおみやげエリアの定番商品のひとつだ。農業部(旧農委会)の鹿谷茶郷旅遊推広資料でも茶酥を必買おみやげとして掲載しており、中央農政機関による推薦品目となっている。常温で14日間保存でき、最も手間なく持ち帰れる茶産地の土産品だ。
地元流の味わい方
🫖
凍頂を熱湯で淹れて茶酥と合わせる90℃のお湯で凍頂烏龍を淹れ、交互にお茶を飲みながら茶酥を食べよう。茶の焙り香が酥皮のバター感をさっぱりと感じさせ、互いを引き立て合う。
🍵
まず香りを嗅いでから食べる茶酥を開封した直後が最も焙り香がはっきりしている。まず軽く鼻に近づけてから口に入れ、茶粉の焙煎香が鼻腔から喉へと広がる層を感じよう。
🏷️
農会版と茶行版を比べる農会版は安定感があって口当たりも標準的。地元の茶行版は焙茶の割合が高いことが多く茶の風味がより強い。好みに応じて選ぼう。
📦
常温で持ち帰っても安心茶酥の構造はクッキーより丈夫で常温14日間もち、スーツケースへの収納に適している。ただし湿気を吸うと酥皮がやわらかくなるため、密封袋でしっかり包んでから荷物に入れよう。
地元の常識
客観的な裏付け
- 鹿谷郷農会茶葉文化館は農会公式の推進拠点で、おみやげエリアの茶酥はすべて農会の品質管理記録がある。
- 農業部(旧農委会)の鹿谷茶郷旅遊推広資料で茶酥は必買おみやげとして掲載されており、中央農政機関の推薦品目となっている。
訪問のヒント
- 茶酥の市場品質には差があるため、農会自ブランドまたは信頼できる茶行版を優先し、観光化が進みすぎた商品は避けることをすすめる。
- 一部の種類は「茶香」を売りにしているが茶粉の割合が非常に少ない場合がある。購入前に成分表示で凍頂烏龍茶粉の表示順位を確認しよう(前にあるほど割合が高い)。
- 茶葉文化館は平日は人が少なく週末は混雑する。平日の訪問がよい。スタッフが各種茶酥の違いを丁寧に説明してくれる時間が取れる。
出典:鹿谷郷農会茶葉文化館、農業部鹿谷茶郷旅遊推広資料。写真は現地撮影後に差し替え予定です。