茄萣湿地白砂崙海岸は台湾におけるクロツラヘラサギの重要な越冬地の一つである。2024年の全球同時センサスでは世界のクロツラヘラサギが6,988羽記録され、台湾はそのうち4,135羽(59.2%)、高雄地区(茄萣を含む)は423羽であった。白砂崙は高雄で珍しい天然の砂丘地形を保存しており、秋冬の渡り鳥シーズン(約10月〜翌年4月)に最も野鳥が観察しやすい。
中華民国野鳥学会が発表した2024年クロツラヘラサギ全球同時センサスによると、世界で6,988羽が記録され、前年比355羽増で過去最多を更新した。台湾では4,135羽(世界の59.2%)が記録され、世界最重要の越冬地であることが確認された。高雄地区(茄萣湿地・永安湿地・高屏渓河口一帯を含む)では423羽が記録され、2023年よりやや減少した。
茄萣湿地の見どころ
茄萣湿地は台湾海峡に隣接し、沿岸の養殖池・天然砂州・潮間帯で構成されており、多様な生態系が組み合わさって、涉禽類や水鳥に重要な越冬地と採餌地を提供している。クロツラヘラサギは台湾で特別に注目されている希少鳥種であり、世界の個体数は数千羽にとどまっており、茄萣は台湾南部における重要な生息地となっている。セイタカシギ・ユリカモメ・各種シギ科の渡り鳥も定期的に姿を見せる。
白砂崙海岸には比較的完全な形の天然砂丘地形が残っており、高雄市の沿岸地帯でまだ完全に人工化されていない数少ない海岸区間の一つである。砂丘の植生は海浜固有の植物が主体で、海岸生態教育の価値を持っている。湿地周辺には一部の観察遊歩道と解説施設が設けられており、セルフガイドでの野鳥観察に適している。双眼鏡を持参し、高雄市野鳥学会が定期的に発表する野鳥情報を参考にすることを推奨する。
楽しみ方のポイント
実用情報
アクセスと所要時間
- 高雄市街から台17線(浜海公路)を北上して茄萣へ向かい、自家用車で約30〜40分。MRTはない。
- 湿地と白砂崙海岸は通年開放、入場料無料。秋冬の渡り鳥シーズンに訪れるのが最も効果的。
- 一部の養殖池周辺は私有地のため、公共の遊歩道と道路の範囲内での観察にとどめ、無断立ち入りを禁止。
周辺スポット
- 南へ台17線を下ると弥陀漁港やマングローブ林に接続でき、西海岸の多様な湿地生態を巡る一日コースを組むことができる。
- 湖内・田寮洋の渡り鳥生息地は茄萣から近く、高雄南部の渡り鳥生態を巡る半日コースとして計画できる。
出典:高雄市野鳥学会の茄萣野鳥情報レポートおよび台湾湿地保育聯盟の生態資料。
よくある質問
茄萣湿地でクロツラヘラサギを見るのに最適な時期は?
越冬シーズンは概ね10月から翌年4月で、12月から1月に個体数がピークとなる。
世界にクロツラヘラサギは何羽いますか?
2024年の全球センサスで6,988羽が記録され、台湾はそのうち4,135羽(約59.2%)を占める。
高雄地区には何羽のクロツラヘラサギがいますか?
2024年のセンサスでは高雄地区(茄萣を含む)で423羽が記録され、2023年よりやや減少した。
茄萣湿地へのアクセスは?
高雄市街から台17線を北上して茄萣へ向かい、自家用車で約30〜40分。MRTは通っていない。
出典
- 2024黑面琵鷺全球同步普查成果 | 中華民國野鳥學會 — 2024年全球/台灣/高雄黑面琵鷺普查數字